「寺田いも」ってご存知ですか?
京都府城陽市では、「寺田いも」という“さつまいも”が有名で、昔から愛されている特産品のひとつです。
その昔、地元城陽市に流れる木津川が何度も氾濫し農家を困らせていました。
その氾濫により木津川の傍の畑は砂地になってしまいました。
しかし、その砂地がサツマイモの栽培に適しており、そこで栽培されたサツマイモがとてもおいしく人気が出て「寺田いも」と呼ばれたのが、城陽特産「寺田いも」のはじまりです。
人気だった「寺田いも」は、幕末の京の都でも流通していたようです。※
しかし現在は、栽培が減ってしまい人気のさつまいもは城陽市だけで消費されてしまい他府県はもちろん市外でもあまり流通していません。
そんな美味しい「寺田いも」を全国の皆さんにも知っていただきたいので
私たちの自社農園でも「寺田いも」も栽培することになりました。
初めは小規模な栽培からスタートした寺田いもでしたが、徐々に農地が広がり
たくさんの人の手で大切に育まれ、「甘い!おいしい!」の声が上がるような
美味しい「寺田いも」に育ちました。
試行錯誤を重ねて育て上げた私たちの「寺田いも」を、多くの方に知ってもらいたい!
食べてもらいたい!という思いが今年、ようやく実現します。
京都城陽市伝統の「寺田いも」を是非食べてください。
さらっとふかふかした砂地は、さつまいもを大きく美味しく育ててくれます。
私たちは、江戸時代から今も変わらず「寺田いも」栽培に適した良質の土を大切に守り続けています。
そして、その精神は先人の“篤農家“の方たちの知恵やノウハウを絶やすことなく、わたしたちも引き継いでいく挑戦でもあります。
これからも“おいしい!”と喜んでもらえる「自然の食」づくりに真摯に取り組んで参ります。
今回、自社農園よりお届けする「寺田いも」の品種は「紅はるか」です!
紅色が鮮やかで、他の芋より“はるかに美味しい!”と言われたことから名付けられました。
加熱するとしっとりなめらかで、上品な味わいが美味しく、
焼いて食べたり、蒸かして食べたり、スイーツ素材にもピッタリです!
紅はるかには、ビタミンと豊富な食物繊維が含まれています。
春、「寺田いも」栽培がスタート!
果てしなく広がる、芋畑では、大忙しで植え付け作業を行いました!
もちろん、一苗一苗手作業です!気の遠くなるような作業で、正直大変な作業でしたが、
ベテランさんたちの動きを真似て“急いでいても丁寧に!”を合言葉に無事植え終わること ができました。
気が抜けない作業は、秋まで続きます・・・!
春から夏に向けて害虫対策や、雑草除去作業は栽培中最も手を抜けない工程の一つ。
日々の天候観察や予防を行った甲斐もあり、何より今年は天候に恵まれました!!
そのお陰で、まるまるした形、鮮やかな紫色の上質な「寺田いも」をたくさん収穫することが出来ました!
蜜がにじみ出る
ホクホク焼きいも ホイル焼きの作り方
・オーブンを使用します(寺田いも3~4本)
(1)いもをキレイに水洗いしましょう。
(2) 水がついたまま、一本ずつ濡らしたキッチンペーパーで包んだ後、 アルミホイルでしっかり包みます。
(3) 160℃のオーブンで約90 ~ 120 分じっくり焼きます(余熱なしOK)。
(4) 竹串で柔らかさをチェックし、30 分程度そのまま置いた後が食べごろ♪
ホクホク触感と甘さが増しほっぺがおちそうなほどおいしいですよ!
どうぞお試しください。
冷やし焼きいも
たくさん焼いたら♪ラップに包んで冷蔵・冷凍保存もおすすめですよ!
※参考資料 https://www.city.joyo.kyoto.jp記述より