初めてのメダカの飼い方・育て方
<繁殖期と卵を産むまで> 水温18度を超える頃から繁殖期が始まります。繁殖期は夏まで続きます。 卵を抱えたメスを見つけたら、産み付けるための浮き草などを入れてあげましょう。しばらくすると水草に産み付けます。 卵を見つけたらすぐに浮き草ごと親とは別の水鉢に移し替えます。そのままだと親メダカ達に食べられてしまうことがあります。 ↑メダカの卵。白く濁っているものはふ化しないので、取り除きましょう。 <産卵におすすめの水生植物> ホテイアオイの小型品種で大きくなりすぎず人気です。 【ミニホテイアオイの販売はこちら】 葉を広げ水中に漂います。冬は閉じた状態で休眠します。 【マツモの販売はこちら】 当店オリジナル商品です。根が伸び、産卵に最適です。 【カラフル浮き島くんの販売はこちら】 <繁殖におすすめの容器> 省スペースで品種メダカや稚魚を並べて飼育するのに適しています。 【グリーンボックスの販売はこちら】 冬・夏共に外気の影響を受けにくく、稚魚から成魚まで育てる際にもおすすめです。 【発泡スチロール容器の販売はこちら】 サイズ違いで成魚・稚魚用等、使い分けることができます。 【プラ鉢の販売はこちら】 <稚魚が産まれたら> 追いかけられたり、食べられてしまうことがある為、 親メダカとは容器を分けて育てます。 水量はなるべく多くとれる容器の方が水質安定しやすくおすすめです。 稚魚同士でも体のサイズに個体差が出てきましたら、 大きいものが小さいものを追いかけることがありますので、 また新たにバケツなどご用意いただき、移し替えると安心です。 孵化直後~3日くらいはお腹にくっついている卵黄(栄養のつまった袋)から養分を得ますので、 エサは必要ありません。 生後3日ほど経った頃からエサを与えます。 成魚用を口に入る大きさにすり潰してもいいですが、稚魚用に予め粉状にしてあるエサも販売されています。 体の大きさの成長に合わせ、エサも少しずつ粒の大きなものに変えます。
「グリーンウォーター」という、植物プランクトンが発生した緑色の水で育てることもできます。 豊富なプランクトン等がエサになりますので、体が大きくなりやすくなります。 |
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春になったら… 春、水温が10度を超える頃からメダカ達は活動を再開します。 この頃から少しずつエサを与え始めます。 消化不良を起こしてしまうことがあるので、最初はほんの少しずつから与え始めます。 水温18度になる頃(4月中旬~5月頃)から普通にエサを与えて大丈夫です。 <一年中活発なメダカを楽しむ方法> 秋~冬にかけて、室内水槽で加温をし、メダカを飼育すると 冬眠することなくずっと泳ぎ回る元気な姿を楽しむことができます。 ☆冬のメダカ用水草 冬眠におすすめ! ご購入・詳しくはこちら! |
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Q、飼いやすい品種はどれですか? A、飼いやすさについては原種の黒メダカ、他の改良品種ごとにほとんど変わりませんが、 初めての方は値段が安く手に入りやすい品種から挑戦してみることをオススメします。
Q、メダカがいる鉢で肥料を使っても問題ありませんか? A、肥料とメダカについてですが、弊社でもメダカと水生植物を一緒に管理している場所があり、 そこへ「当社農場にて使用している化成肥料」を使用しています。 この時、肥料を土の中にしっかり埋め込んで養分が水中に溶けださないようにしています。 生き物のことなので必ず大丈夫とは言い切れませんが、 肥料を与える際にメダカを一旦避難させたり、与えた後に水替えをしていただくと より安心して育てることが出来るかと思います。 エビ等の甲殻類は肥料や農薬等の刺激に弱く、慎重に使用する必要があります。 市販されているアクアリウム用の栄養剤等を使用されるか、 肥料を使用する際には一度別の容器に避難させる等、十分にお気を付け下さい。 Q、購入した植物に農薬・生物がついている心配はありませんか? A、弊社の植物は基本的に農薬を使用しない育成方法を心掛けておりますが、 アブラムシ駆除のためオルトラン粒剤を使用している場合がございます。 メダカ等にはほとんど害がない程度のごく少量ですが、 エビなど敏感な生体につきましては影響が出る場合がございます。 心配な場合は、別容器にて数日間管理した後、沈めて頂くとより安心かと思われます。 水草によって農薬の抜けやすさに差がある為一概には言えませんが、 およそ1ヵ月間、数日置きに水替えをしながら水中にて管理していただくと農薬が抜けると言われています。 極力生き物にやさしい無農薬栽培を心がけている為、 貝(スネール)など水中の生き物も付いた状態でお届けになる場合がございます。 出荷前に目視で確認、手で除去しておりますが、 潜っている小さい個体や卵など、全てを防ぐことはできておりません。 ご心配な場合は、薬品による駆除や、一度別の容器で管理するなど、 処置をおこなった上でご使用いただければと思います。 なお、ご使用後の生体の保証は致しかねます事、 ご了承をいただけますようよろしくお願い申し上げます。
Q、メダカが突然死してしまいました。 A、メダカの突然死の原因で多いものとして、水質の急変によるショックがございます。 同時に複数のメダカが死んでしまった場合ですと、特に水質が原因と考えられます。 ■導入してすぐの頃の場合(導入後一か月以内) pH(ペーハー)が異なる水に適応できず、死んでしまうケースがございます。 メダカは比較的丈夫な魚として適応範囲は広いほうですが、急変には敏感です。 水合わせ作業をゆっくりと行えば適応できる変化だと思います。 投入前に時間をかけることと、ビオトープの立ち上げからメダカ投入まで少し日にちをとります。 水も安定してある程度バクテリアなどが定着した状態ですと、 安全にメダカを入れることができるのではないかと思います。 ■飼育してしばらく経っている場合 気温差が激しい時期はメダカが体調を崩しやすくなります。 特に日照量が不安定になり雨が多くなる6月と、 寒暖差がある秋、厳しい冬に体調を崩すことが増えます。 屋外飼育で雨が当たる場合、 強い雨・長い雨の後は鉢内の水質が変わってしまうことも考えられます。 Q、ボウフラを食べてくれません。 A、屋外でエサを十分に与えて飼育している場合、十分に空腹が満たされているので、 自ら進んでボウフラを捕食することが少なくなってしまいます。 控え目にエサやりをし、ある程度空腹の状態を作ってあげることで ボウフラを食べてもらいやすくなるのではないかと思います。 Q、コケや藻が出てきました。 A、コケ・藻が出るのは多少は仕方がないことですが、 主な原因は日当たりが非常によい、エサ・肥料の与えすぎ または肥料やソイルに含まれる養分が水に溶けだしているということがあります。 藻が出た時の掃除方法は、割りばしなどを使ってくるくると巻きつけると 取り除くことができます。 <予防について> 照明の点灯時間の調整が必要になります。 窓から入ってくる太陽光、 水槽用ライト消灯後の室内光もコケ発生に影響します。 また、小まめな水換えで余分な栄養分を出すことで、 コケの発生を抑えやすくなります。 タニシなどのコケを食べる生き物を入れるのも有効な方法です。 |
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ご不明な点がございましたらお問い合わせ下さい。 TEL:0774-55-7977 (平日9:00~17:00) Mail:info@akb.jp |
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【ご紹介サイトのご案内】
コーナンTips 様 『メダカの飼い方|種類・水槽・水草・繁殖方法までまとめて解説』
メダカ飼育情報などご提供させていただきました!こちらもご参考に!
古くから日本の田んぼや川で親しまれてきたメダカたち。
今では色とりどりの改良品種が生み出され、ビオトープの一員として色彩を楽しんだり、
繁殖させ、卵から育てたりと、近年ますます観賞する楽しみが増えています。
メダカの飼育は実はとっても簡単なのです。
体が小さいので、小さなボウルのような容器から始められます。
また、水生植物と組み合わせて屋外で飼われることも多いです。
管理や観察したいスタイルに合わせて、メダカを育ててみましょう。
<メダカの生活サイクル>
自然界では約1~2年の寿命と言われています。
飼育下では環境などによるため一概には言えませんが、通常2~3年生きます。
屋内で飼育する場合、4~5年など長く生きる個体もいます。
<品種メダカと黒メダカの違い>
一般的に飼育されているヒメダカ、白メダカ、楊貴妃メダカ、幹之メダカなど
品種メダカはすべて、黒メダカの突然変異で生まれたものを観賞魚として固定した改良品種です。
黒メダカ(ニホンメダカ)は昔から日本に生息しているメダカです。
北海道を除く日本全域に生息しています。
昔は川や里山に沢山いましたが、近年数が激減し、
絶滅危惧種に指定されています。
【黒メダカの販売はこちら】
(品種改良の例)
→楊貴妃メダカ
→幹之スーパー光メダカ
品種メダカは先祖をたどると黒メダカを元に生み出された魚ですが、
自然界には存在していない血統・特徴を持っているため、絶対に放流をしてはいけません。
また、日本原産の黒メダカも絶対に放流してはいけません。
日本に住んでいるメダカは地域ごとに「北日本集団」や「東日本集団」など、遺伝子グループごとに分けられています。
広い集団だけではなく、川毎に遺伝子の違いがあることもあります。
よその遺伝子グループのものを逃がしてしまうと、同じ「黒メダカ」ですが、地域ごとの遺伝的な特性を失ってしまう可能性があります。
<主な品種メダカ>
真っ白な体色がよく目立つポピュラーな品種です。
日本では江戸時代から知られている、実は歴史のあるメダカです。
【白メダカの販売はこちら】
体は濃いオレンジ色で、ヒレなどは赤く発色することもあります。
メダカブームの火付け役となった品種だと言われています。
【楊貴妃メダカの販売はこちら】
背中にメタリックな光沢が青白く光ります。
スイレン鉢などに泳がせ、上から観賞するのに向いています。
【幹之メダカの販売はこちら】
◎一緒に飼育できる生き物
コケ対策にオススメです。
水草の食害がほぼなく、他の生き物たちとも仲良く暮らします。
卵ではなく幼体の姿で生まれ、繁殖スピードはゆっくりです。
【ヒメタニシの販売はこちら】
コケ対策にオススメです。
植物が茂っていると、水槽・ビオトープ内で繁殖することもあります。
【ヌマエビは直売店のみの限定販売です】
水槽・ビオトープ内で自然繁殖します。
有機物を分解するほか、小さい個体はメダカの生餌にもなります。
【ヨコエビの販売はこちら】
体の大きさの違い等により、追いかけられたり、食べられてしまう恐れがあります。
また、金魚、ザリガニ、カメなどは水草を食べてしまうこともあります。
多彩な植物を取り入れ、自然を切り取ったかのような豊かな風景を作ることができます。
太陽光が水生植物を育て、水中に発生する虫やプランクトンがエサになり、雨が降って水が増えます。エサやり、藻取り、水替えなど多少の世話が必要になる場合がありますが、比較的自然まかせにしやすいのが屋外飼育の特徴です。春~夏に繁殖シーズンを迎え、冬には冬眠するという、自然のメダカのありのままの姿を楽しむことができます。究極は人が一切手を加えることなく、メダカ達が自然に繁殖できる空間が理想的です。
☆初心者の方には屋外飼育がおすすめです!
自然光が差し込む環境下ではメダカがより色鮮やかに育ちます。
日当たりの良さはメダカの繁殖にも好条件で、勝手に卵が生まれていることもあり、繁殖も容易です。
【用意するもの】
~メダカ飼育の必需品~
①水鉢・プラ舟など …水抜き穴がついた【メダカ鉢】、水量が沢山とれる【プラ舟】
②エサ …産卵繁殖用の粒タイプ、水を汚しにくいフレークタイプなど【販売はこちら】
③中和剤(カルキ抜き) …メダカにとって安全な水を一瞬で作ります【販売はこちら】
④植物 …そのまま沈めるだけ!【寄せ植え】植え替えて自分流に【水草苗】メダカを増やす【産卵用浮き草】
⑤底石・底砂 …バクテリアの住処になり、水質を安定させます【販売はこちら】
~あると更に良いもの~
⑥ゴロタ石 …ビオトープの雰囲気作り、メダカの隠れ家になります【販売はこちら】
⑦流木 …ビオトープの雰囲気作り、メダカの隠れ家になります【販売はこちら】
⑧メダカの隠れ家グッズ …メダカの外敵対策、ストレス軽減に!【販売はこちら】
水量が豊富で、使える空間の広いプラ舟だと沢山の水生植物を取り入れることができます。
レイアウトしがいがあり、本格的なビオトープを作りたい方におすすめです。
陶器製・プラスチック製など素材の種類が豊富です。
また、直径が50cmの大きなものや、20cm位の小さなものなどサイズ幅が広いため、置き場所を選びやすくおすすめです。
◎ビオトープの作り方・楽しみ方についてはこちら!
スイレン・ハスの鉢に発生するボウフラをメダカが食べ、スイレン・ハスの葉がメダカの日陰になり、両者を飼育・栽培する上でお互いにメリットがあります。
一年を通して水温が安定しやすく、冬場も温かい室内もしくは水槽用ヒーターを入れた状態なら冬眠せず、一年中活発に動く様子を観察することができます。
~メダカ飼育の必需品~
①水槽 …【販売はこちら】
②エサ …産卵繁殖用の粒タイプ、水を汚しにくいフレークタイプなど【販売はこちら】
③中和剤(カルキ抜き) …メダカにとって安全な水を一瞬で作ります【販売はこちら】
④植物 …そのまま沈めるだけ!【寄せ植え】植え替えて自分流に【水草苗】メダカを増やす【産卵用浮き草】
⑤底石・底砂 …バクテリアの住処になり、水質を安定させます【販売はこちら】
~あると更に良いもの~
⑥ゴロタ石 …ビオトープの雰囲気作り、メダカの隠れ家になります【販売はこちら】
⑦流木 …ビオトープの雰囲気作り、メダカの隠れ家になります【販売はこちら】
⑧メダカの隠れ家グッズ …メダカの外敵対策、ストレス軽減に!【販売はこちら】
他、ろ過装置、ライトなど
幅45cm以上ある水槽がおすすめです。
水量が沢山入るため、水質が安定しやすいというメリットがあります。
濾過装置などを付けると水をきれいに保ちます。
メダカは1匹あたり1リットルの水が必要だと言われていますので、水量をたくさん確保できる分、沢山飼育することが可能です。
直径20cm程度のガラス容器などでもお育ていただけます。
水量が少なくなるので、飼育できるメダカの匹数も1~3匹と少なくなります。
稚魚育成などにもおすすめです。
一日汲み置きした水または
塩素中和剤を使いましょう。
30~40分浮かべ、水温を
合わせます。
水を少し入れ、10分ほど
浮かべます。この作業を
2~3回繰り返します。
水鉢or水槽に移しましょう。
メダカ元気 はぐくむ水づくり
数を入れすぎないこと
水量1リットルあたり1匹のメダカが適切です。
空気中の酸素を取り込むため、できるだけ水面積の広い容器が理想的です。
<よくある失敗例>
メダカをとにかく沢山泳がせたくて、20ℓの水槽に50匹メダカを入れました。
翌朝、メダカが一気に亡くなってしまいました。
⇒水量が多くても、水面が空気に触れる面積が少ないと(口の狭い容器など)
水中に十分な酸素を取り込めないことがあります。
メダカが水面に口を出して泳ぐような仕草をしていたり、
呼吸が非常に激しい場合は酸欠を起こしていることが考えられます。
ポイント②
エサを与えすぎないこと
エサの与えすぎは水質悪化だけでなく、消化不良を起こす原因になります。
<よくある失敗例>
夏に食いつきが旺盛なので、エサを沢山与えていました。
水替えは月に一度くらいしか行っていませんでした。
ある日、メダカが病気になってしまいました。水質悪化が原因でしょうか?
⇒水量が少ない容器や、飼育しているメダカの数が多い容器では、
水が汚れるスピードが早くなります。
また、食欲が旺盛になり、食べ残しが傷みやすい夏場も汚れるのが早くなります。
冬の屋外飼育ではメダカが冬眠するため、水換えは必要なくなります。
飼育状況や季節に応じて水換えの量・頻度を調整しましょう。
1週間から10日に1度、5分の1~3分の1程度の量を換えます。
コケなどが生えている場合は水替え前に汚れをこすり、水槽の半分ほどを換水します。
こまめに水換えを行うと、コケなどの汚れを未然に防ぎ、メダカに優しいです。